LOG IN

歌謡

by 楠 獺

 昭和歌謡バーを知っているだろうか。ただひたすらに80年代、90年代のヒットチューンが爆音で流れ続ける空間だ。とあるビルの地下にそれはある。ドリンクは無駄に高く、お通しはキャベツ太郎。サッポロポテトやうまい棒の時もある。その小さな空間だけはかろうじてまだバブルが弾けていないのだ。なぜおれはここにいるのか?わけがわからない。客のほとんどはサラリーマン。仲間たちで飲んだ後にたどり着く終焉の地がここだ。

 曲はリクエストすることもでき、サザンの古いナンバーなんかが流れると会場は興奮のるつぼ。全員が桑田さんである。おばさまを見つけた私はつい「原坊~!」と叫んだ。少女のような顔でピアノを弾く仕草をするマダム。言葉なんていらない、そしてそこに意味なんてない。なんの意味もないんです。

 そうこうして店員兼DJはアイドル歌謡からロックバンドまで盛り上がる曲を自在に操り、会場は踊りを止めることはできない。さらに熱を帯びたバブルはもういつ弾けてもおかしくない状態に達する。

 ふと我に帰ると、熱狂の渦の中に一人静かに佇む男。噛みしめるようにリクエストナンバーとキャベツ太郎をビールで流し込み時折目を閉じる。彼は一人でこの店に来ている兵(つわもの)なのだ。ぼくはその紳士に無意味に声をかける。内容なんてどうでもいいのだ。声なんてほとんど聞こえないのだから。

 彼はおもむろに立ち上がり熱狂の渦の中に飛び込んだ!もうどうなってもいい!彼の歌声はミュージカルのようだった。盛り上がった店内にありがとう!と声をかけあい僕らは店を出た。それは二度と会うことはない一瞬の輝き。どうでもいいけどおれのリクエスト君は1000%だけはマジでかけてほしかった。そこだけ許せない。

 中学生時代の仲間と会えばだいたい過去の話になるが先日は未来の話をたくさん出来た。みんなそれぞれの人生を歩んでいるが東京で暮らしているという点で僕らはこうしてたまに会うことができる。

 レコーディングは続きます。メンバー作の曲も確認したり、日々何かしら作業しているのです。随時録りながら曲名を発表して行くスタイルも面白いかもなぁと思ってます。

先日は、新曲でバラードをやりつつ、ハートビートで騒ぐみたいな振れ幅の広いライブして終わった後思ったんですが、初めて見た人はカオスですよね。

 

 カオスといえばキテレツ大百科です。あれはアニメで面白くなれた作品のようで、藤子F先生も楽しみに番組を見ていたそうです。勉三さんは6浪して小学生とつるんでいたわけですから、よく考えたら頭がおかしくなります。そりゃコロちゃんみたいな愉快なロボが近くにいたら勉強なんてしないだろうし、キテレツの発明見てたほうが楽しいです。何よりやっぱり6浪というパワーワードに勝てるものはないですよね。

OTHER SNAPS